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  • 平尾功二

ロシアのドラマ Кухня (キッチン)


今回は、モスクワのフランス料理店クロード・モネを舞台とするコメディ・キッチンです。シーズン6(120話)まで続いた長寿番組で、オーナー、シェフ、料理人、ホールスタッフが昨今のバイトテロも真っ青な所業を繰り広げます。際どいシーンは調理シーンで代替されますが、より際どくなっています。シェフ役のドミトリー・ナザレフは、10年ほど前の映画「オーケストラ(原題концерт・露仏合作)でも要役として好演しています。1話完結型のコメディで、どの回も素晴らしいです。レストランのスタッフが餌付けている野良犬エレオノーラ・アンドレーブナの名前の由来が5シーズンぐらいに出てきたり、なかなか考えられています。このドラマを良くしているのは、BGMとして流れる様々な洋楽・クラッシックで、選曲・タイミングなど秀逸です。

 シェフの愛用の包丁は日本製で、いろいろなシーンで日本の話が出てきますがだいたいが好意的な内容で、その他のアジアの国とは違った描かれ方をしていたりします。

 このドラマが日本で放送されれば、ロシア人に対する日本人の印象も違ってくるのではないかなと期待しています。


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