ロシアの自動車評論番組、バリショイ・テストドライブです。金髪のセルゲイ・スチラビンと髭のルスタン・バヒドフがいろいろな車を紹介していきます。日本にもたくさんの自動車評論番組がありますが、とにかくゲスいという点で決定的に違っております。彼らがどういう仕事を普段しているのかわからないのですが、メーカーに対する配慮は一切ありません。スバルのWRXには「ガキみてえな音だな」とか、トヨタ・アルファードには「時速７０Km超えたらうるさいんだよ」とか、マツダのCX9には「膝の当たる部分が木で痛い」と言いたい放題。しかも、提供された車の扱いも雑で、Gクラスのドアロックを号令代りに掛け声をかけたり、いつもルスタンが荷室に土足で上がり入れるかどうかを試したりします。またスポーツカーなどが大好きで、興味のない車にはあからさまにテンションが低い時もあります。髭のルスタンのほうはレクサスの大ファンで、レクサス・トヨタに対しては基本的にベタ褒め、ハイテンションです。セルゲイから「お前はレクサスに乗ってるから公平じゃないんだよ」とユーザーであることをバラされます。日本の優等生的な評論番組とは全く違い、ロシア人の車に対する本音がちょっとわかる、そんな番組ですのでぜひ。